金属やその他材料について

弊社では主に、ステンレス・スチール・アルミといった金属と
その他ガラス・アクリルなどを取り扱っています。

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Stainless steel ステンレスについて

2017-04-05

ステンレスとは

ステンレスとは、鉄にクロム・ニッケルなどを混ぜた合金のこと。50%以上は鉄を主成分とし、その他の元素は50%以下としたものを、“ステンレス”と呼びます。
表面に薄い保護膜(クロムの酸化皮膜)ができることにより腐食に強い金属となりますが、その名の通り、stain(錆び)+less(より少ない)+steel(鉄)=stainless steel(ステンレス鋼) という意味ですので、錆びないのではなく“錆びにくい”金属です。
鉄以外の成分の配合によって、304・310・316・430・890などそれぞれに特徴を持った鋼種に分類されています。弊社で使用する主な鋼種は、《304》と《430》です。
ステンレスの比重は、厳密には鋼種により異なりますが、弊社では「8.0」で計算します。

SUS 304
 18-8(クロム18%・ニッケル 8%)とも称され、一般建材用に使用される代表的な鋼種です。
 耐食性、耐熱性、また成形・溶接などの加工性にも富み、磁性はありません。
 ※ただし、強度の冷間加工が行なわれた場合は金属の結晶構造が一部変化することにより、
  磁性を持つことがあります。
SUS 430
 磁性がある鋼種です。304よりも安価ですが、耐熱性・加工性に劣り、屋外使用には不向きです。

鋼板のサイズ・厚み

ステンレス鋼板には定尺のサイズがあり、これを基準に材料取りを検討していきます。
デザイン・設計を行なう場合、まずこのサイズを念頭に入れておく必要があります。
 ・1 × 2[メーター板] 1000×2000mm
 ・4 × 8[シハチ]   1219×2438mm
 ・5 ×10[ゴットウ]  1524×3048mm

また、この定尺板には標準板厚が規定されています。弊社では主に、1mm/1.2mm/1.5mm/2mm/3mm を使用しています。

ステンレスの主な表面仕上げ

ステンレス材には、荒いものから光沢のあるもの、模様付けしたものまで様々な表面仕上げがあります。
弊社で主に使用するものは、《No.1》《No.2B》《#400》《HL》《ミラー(鏡面)》です。

No.1
 仕上げ:銀白色で光沢なし
 用途:表面光沢を必要としないもの(下地材など)
No.2B ツービー材]
 仕上げ:にぶい灰色でやや光沢あり
 用途:一般用材・建材
    ※鋼板の状態から以下の仕上げである必要がない場合は、一般的にこの仕上げ材を使用します。
     成形加工したのち、研磨してHL・#400・#600などへ、もしくは塗装で仕上げていきます。
#400 (2B材を400番バフによって研磨仕上げしたもの)
 仕上げ:研磨目をもち、やや光沢あり
 用途:建材・厨房用品
HL [ヘアーライン]
 仕上げ:長く連続した研磨目がある
 用途:装飾性のあるもの、建材(最も一般的な仕上げ)
ミラー(鏡面)
 仕上げ:高度の反射率をもつ鏡状の仕上げ、鏡面の度合いによりNo.7・No.8などがある
 用途:装飾性のあるもの

※仕上げについて※
表面仕上げには、鋼板からその仕上げになっているものと、成形加工後に弊社で研磨して仕上げるものとがあります。研磨目をもつ仕上げには、HLのほか「バイブレーション」「ブラスト」があります。
弊社で研磨するミラー(鏡面)仕上げの場合、成形加工時にひずみが生じてしまうため、鋼板のように完全な鏡状とはなりません(微細な研磨目が入ります)ので、ご了承ください。

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Steel スチールについて

2017-04-05

スチールとは

スチールの鋼板は、表面処理(皮膜)によって様々な種類があります。
中でも最も一般的なものは「電気亜鉛メッキ鋼鈑」です。通称“ボンデ鋼板”と呼ばれます。(ちなみに“ボンデ鋼板”は商品名です。)塗装性を向上させるためにリン酸塩処理をした鋼板で、この上から塗装をすることで防錆性が上がります。弊社でもスチールといえば、一般的にこの鋼板を使用し、塗装にて仕上げます。

また、主に構造材や補強材として「黒皮(クロカワ)」という材質を使用することがあります。これは鋼材を製造する際(熱間圧延)、高温により表面に酸化皮膜(酸化鉄)ができた鋼材のことで、ボンデ鋼板に比べ安価です。家庭用のフライパンなどにも使用されており、昨今はその素材感も注目されているようです。また黒皮に対し、表面に皮膜が付いていない(冷間圧延による)材質を「ミガキ」といいますが、すぐに錆びが発生するため、通常弊社ではあまり使用していません。

スチールの比重は、弊社では「8.0」で計算しています。ステンレスと同等の比重です。

鋼板のサイズ・厚み

スチールもステンレスと同様、定尺のサイズがあります。
 ・3 × 6[サブロク]  914×1829mm
 ・4 × 8[シハチ]   1219×2438mm
 ・5 ×10[ゴットウ]  1524×3048mm

また、この定尺板の標準板厚で弊社が使用することが多いのは、0.6mm/1.2mm/1.6mm/2.3mm/3.2mmです。

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Aluminum アルミニウムについて

2017-04-05

アルミニウムとは

アルミニウムは非鉄金属の代表的な材料です。スチールなどに比べて軽いことと、軟らかいために加工性が良いことが一番の特長です。そのため板材(展伸材)の他、複雑な形状の型材(鋳物材)としても使われています。比重は「3.0」と、ステンレスやスチール(8.0)に比べて約1/3の軽さです。また、アルミニウムは素材自体の特性として、常に酸化皮膜(酸化アルミニウム)で覆われている状態のため、耐食性も高い材質です。さらに酸化処理(アルマイト処理)を施すことにより、耐食性を強化することもできます。
アルミニウムもステンレスなどと同様、添加する元素(マグネシウム、マンガンなど)やその割合によって、1000系から8000系まで様々な材質(合金)に分けられます。弊社では主に《A5052》《A1100》を使用しています。

A 5052
数多くのアルミ合金の中でも代表的な鋼種です。耐食性・溶接性・成形性ともにバランスが良く、車両・船舶・建材といった分野でも使われており、弊社でも一般的に使用しています。5000系の主要添加元素はマグネシウムで、強度や溶接性を強化した鋼種になります。またこの鋼種は、レーザー加工も可能です。

A 1100
1000系の鋼種は、アルミニウム純度が99%以上のものです。純度が高いため軟らかく、加工性に優れている反面、強度は低めです。弊社では、アルマイト処理材として使用する場合に、この#1100を使います。ただしこの#1100は白度が高く高反射材のため、レーザー加工には不向きです。また、#5052に比べるとやや安価な材料です。

鋼板のサイズ・厚み

アルミニウムもその他鋼板と同様、定尺のサイズがあります。
 ・1 × 2[メーター板] 1000×2000mm
 ・4 × 8[シハチ]   1250×2500mm  ※SUS・Stと少しサイズが異なります
 ・5 ×10[ゴットウ]  1525×3050mm  ※SUS・Stと少しサイズが異なります

また、この定尺板の標準板厚で弊社が使用することが多いのは、1.5mm/2.0mmです。

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Glass ガラスについて

2017-04-05

ガラスとは

看板・サイン製品で板金とペアで使用されることが多いのが、このガラスと後述のアクリルです。
ガラスは用途により様々な機能をもった種類(合わせガラス・複層ガラス・防犯ガラスなど)がありますが、弊社で一般的に使用するタイプは《フロート板ガラス》と《強化ガラス》です。用途に応じて、「飛散防止フィルム」を併用します。厚みは主に、3mm/4mm/5mm/6mm/8mm/10mm/12mm/15mmを使用しています。サイズは、メーカーにより異なりますが鋼板と同様に定尺サイズがあります。特殊なサイズでも特注できる場合があるので、その都度ガラス屋さんに相談しています。

ガラスを使用する際は、割れや欠けへの配慮に加えて、その重量にも注意が必要です。
単板の場合で、厚さ3mmでは約7kg/㎡、5mmでは約12kg/㎡、10mmになると約25kg/㎡にもなりますので、固定方法など設計上、注意が必要です。

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Acrylic rasin アクリルについて

2017-04-05

アクリルとは

看板・サインでは欠かせない材料です。ガラスよりも透明度・耐衝撃強度(ガラスの約10倍)が高く、何よりもその耐候性の良さが特長です。変色や劣化が少ないので、屋外使用でも平均10〜20年程度の耐久性があります。また、切断・切削・接着・曲げなどの加工性もよく、比重は1.19と、ガラス(2.56)の約半分です。ただし、温度または湿度によって多少の伸縮がおきるため、クリアランスをみた設計・取付けが必要になります。伸縮は、厚みやメーカーにより多少異なりますが、10℃の変化で1mあたり約0.7〜2mm程度といわれています。

アクリルの種類

アクリルは、製法上の違いによって2種類に大別されます。加工方法に向き不向きがあるため、違いを知っておくと便利です。

押出し板
製法:アクリル樹脂を溶かし、ローラーで押し出して作る方法
長所:・キャスト板よりも安価
   ・板厚の精度に優れる
   ・接着性に優れ、特に溶剤接着(溶かして接着する方法)向き
   ・熱曲げ加工がしやすい
短所:・やや反りやすい(キャスト板より硬度が低い)
   ・高速切削加工には不向き(レーザー加工には不向き)
   ・薬品・溶液でクラック(ヒビ)が入りやすい

キャスト板
製法:2枚のガラスの間に原料を流し込み、硬化させて作る方法
長所:・反りにくい
   ・熱のかかる加工がしやすい(レーザー加工向き)
   ・薬品・溶剤に溶けにくい
   ・押出し板に比べ、クラックも入りにくい
短所:・押出し板よりも高価
   ・板厚にバラツキがある
   ・押出し板よりも溶剤接着に時間がかかる上、接着強度も低い

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Polycarbonate ポリカーボネートについて

2017-04-05

ポリカーボネートとは

ポリカーボネートは、別名“透明な金属”とも呼ばれています。
その主な特長は、耐衝撃性の高さ(ガラスの約200倍、アクリルの約30倍の強度)、ガラスに近い透明度(透過率86%以上、ガラスは92%)、アクリルよりもさらに燃えにくく耐候性が高いこと、などなどプラスチックとはいえ強靭な素材です。また比重は1.2と、アクリル(1.19)とほぼ同じで、ガラスの約半分という軽量さです。このような優れた素材ゆえに、アクリルよりも高価です。

その種類は平板・断熱中空板(中空構造で軽量かつ高断熱なもの)・型模様板(装飾性のあるもの)に大別されます。アクリルほど多種ではありませんが、同じ様にクリア・乳半・スモークなど様々な色があります。また厚さは、平板タイプで2〜15mmまであります。

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Aluminum composite panel アルミ複合板について

2017-04-05

アルミ複合板とは

アルミ複合板は、ポリエチレンなどの樹脂をアルミニウムで両面から挟んだ板状の材料です。アクリルと並び、看板サインには不可欠な材料です。優れた耐候性・耐水性・耐衝撃性を備えながら、比重は0.68〜0.8(厚さ3mmの場合※メーカーにより異なります)と軽量です。また表面も平滑で均一なため、主にシート加工の下地材として、また電材の下地材として使用しています。切断・穴あけなどの加工性も良好です。
両面白色・厚さ3mmのものが主流ですが、カラーパネルやその他厚み(1.5〜6mm)もあります。サイズは、メーター板(1000×2000mm)、3×6板(サブロク:910×1820)、4×8板(シハチ:1220×2440)など定尺サイズがあります。コスト的にも、同サイズのアクリルと比較しても安価という素晴らしい材料です。
また、メーカーによっては「不燃材料」として認定されているタイプもあります。ちなみに略称の「アルポリ」は商品名です。

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